排水処理沈殿槽抑制板製作及び交換工事
お客様の既設の排水処理沈殿槽の抑制板(大・小)が鉄製の為、腐食でボロボロの状態なのでステンレス製に交換したいとの御相談を頂きました。既設より直径で200mmほど小さくしたいとのご要望で、現地で既設の抑制板と吊り架台を計測して図面を作成しました。その後、工場にて大抑制板の上部フランジ(L6×65×65)のアングルをアングルベンダーで曲げ加工を行いましたが、直径がΦ7430と大きかったのですがギリギリ一周分の曲げ加工が出来ました。抑制板本体はSUS304 t2なのでロール加工は簡単でした。大・小のフランジに抑制板本体をタック溶接で取付けて製作は完成です。現場での取付は沈殿槽内の水を全て抜いてしまうと高さが5mもあり足場が必要になるのと、落下すると危険なのでボートに乗って作業をさせて頂く事にしました。工事の事前に新規抑制板を吊るボルト穴を明けてから既設歩廊と吊り架台のケレンと塗装を行いました。交換工事の順番は最初に小抑制板を撤去した後に新規の小抑制板を取り付けました。翌日に大抑制板を撤去後に新規大抑制板を取付けして完成しました。吊り位置はCAD図面で描いた通りピタリと一致したのでスムーズに作業を終える事が出来ました。事前準備を入れて合計3日間で作業を終える事が出来たのと、仕上がりも美しく仕上がったのでお客様にも満足して頂きました。