食品会社様のジャケットタンクのバッフル板の一部切除及び当板溶接補修

30年ほど前に設置されてたジャケットタンクですが、バッフル板の溶接が割れてバッフル板の中に原料や蒸気が入り込んで異物混入の恐れがあるため、バッフル板の一部を切除して腐食部分を溶接で補修を行い、その上から当板を溶接して補修を行いました。ステンレスは溶接すると金属組織の組成が変化して磁性を帯びるため、腐食しやすくなります。従ってバッフル板を全溶接すると腐食するリスクが広がるので、全溶接しないような構造に改良する必要があります。ジャケットの上端の周溶接部分が蒸気で過酷な状況にさらされているので、底から腐食と割れが発生していました。ジャケットの周溶接部分にバッフル板を被せる事は補修が効かないので、そもそも構造自体に問題があります。弊社で製作する場合は色々なリスクを考慮して腐食が起きにくいようにと、補修が容易に行えるような構造で製作を行います。